デンマークの"フォルケホイスコーレ"生活で学べること
Hej!こんにちは!
SUEKIKI(スエキキ)こと、ミズノ スエミです。
ブログは毎度久しぶりの更新ですね...
前回の記事から3ヶ月経っていますが、今回は8月から実際にデンマークのフォルケホイスコーレで過ごしてみて感じたことと、コロナウイルス下での学校生活、デンマークの状況をお伝えできたらと思います。
ちなみに、日々の投稿はInstagramで行っていますので、もし気になればぜひご覧ください。
【8月】コペンハーゲン到着 / ホイスコーレ秋学期開始
8月7日の金曜日、学校が始まる2日前にデンマークに到着し、しばしコペンハーゲンを散策しました。
(ちなみに、空港では誰でも受けられる無料のPCR検査が実施されていました。
日本ではあんなに受けるのが大変だった検査がそんな簡単にできるのかと驚愕)
夏の北欧は本当に景色が素晴らしいと聞いていたけど、到着した日も本当に晴天で最高に気も良かったです。
そして驚いたのは、外では誰一人としてマスクをしていなかったこと。。
この頃のデンマークの1日あたりの感染者数は100人前後。(日本で100人超えるとすごく騒がれていた頃)
でも多くの人が海に飛び込んだり、公園で寝そべったり、日光浴をしながらサマータイムをとても楽しんでいる様子でした。
次の日の土曜日も、丸一日コペンハーゲンを満喫しました。
行きたい場所やお店を予めチェックしていたのですが、
土曜日は、基本的にお店はお昼過ぎには閉まってしまうため、
午前中に用事を終わらせることに苦労しました...!
日曜日に関してはほとんどのお店が定休日になります。(飲食店を除く)
休日を家族と大切に過ごすために使うデンマーク人の文化を早速感じました^^
8月9日の日曜日、学校集合時間に合わせてお昼ごろコペンハーゲン中央駅を出発。
事前に”Rejsekort”という公共交通機関で使われているプリペイドの電子乗車カードを購入し、これから生活するJyderup Højskoleに向かいます。
コペンハーゲン から電車で1時間の田舎町にある学校に到着したあと、
これから一緒に過ごす皆とお互いに自己紹介をし合い、学校全体の案内を受けました。
ちなみにこのホイスコーレは他のところと比べるとデンマーク人が多い印象です。
なので、全ての説明はデンマーク語で進みます。 もう何を言ってるのか全く分からない...笑
でも、皆優しい&英語が本当に上手なので、内容を翻訳してくれます...!!!
外国人は私を含めた日本人が5人、USAやUK、ドイツからの子も一人ずついましたが、恐らくもっとインターナショナルに力を入れているところは半分以上が外国人だと思います!
ちなみに、コロナによるこの時点での校内ルールは、都市や感染者多数地域など、8時間以上学校外にいた場合、48時間は隔離テーブルで食事するというものでした。
上の写真は、1週間の時間割と予定です。基本的なメインコースの日の流れは以下になります。
8:00 - 9:00 朝食
9:00 - 9:30 朝会(皆で歌を歌った後、毎日先生が興味深いトピックをプレゼンしてくれます)
10:00 - 12:30 メイン授業
12:30 - 13:30 ランチ
14:00 - 16:30 メイン授業
自由時間
20:00 - オープンマイクや他イベントなど
私は、”デンマーク語と文化”がメイン授業なのですが、
最初は簡単な単語や挨拶でさえ聞けないし、発音は難しすぎるしで本当に挫けそうになっていました。
でも今、最初はできなかった発音ができるようになったり、数を聞き取れたりと少しずつ進歩を感じています!!
そして、水曜と木曜はメインコースとは別の選択授業を受けます。
自然食材や陶芸、テキスタイル、音楽やアウトドアなどの中から興味のある授業を選択します。
私の場合、夏の間はテキスタイルを選択していました。
(↓自然染めしたハンドメイドバッグ)
個人的に自然染めは初めてで、素材を見たことのない植物から取ってきたり、どんな色に染まるのかのワクワク感が常に楽しかったです。
アウトドア授業もカヤックし行ったり、木の上でキャンプしたりと本当に楽しそうでした。
夏の間は真新しい生活に慣れるのが大変でしたが、
みんな短い夏をとにかく楽しむべく、外での活動が多かったため、本当にあっという間にすぎていった印象です。
車で何度も海に行きました^^
【9-10月】友達とヒュッゲな時間を過ごす秋 / コロナによる行動制限
9月後半からは、一気に気温も下がり始めました。晴れの日は少なくなり、強い雨風と曇りの日々が続きます。
北欧は本当に天気が変わりやすく、常にフード付きのレインコートを持ち歩くのが日課だそうです。
そんな時、デンマークでは大切な人とリラックスしてゆったりとした時間を過ごします。
それが”Hygge(ヒュッゲ)”という生き方。
秋から冬にかけては基本的に暗いので、キャンドルをつけて団欒したり、編み物をしたり、ゲームをしたり歌を歌ったり、、、とにかく色んなことをして過ごします。
デンマーク人にとったら日常的なことも、日本人にとったら馴染みのない習慣なので、
授業以外の時間でも常に文化を学べる点でホイスコーレは良いなぁと個人的に思いました。
そして毎週金曜日には生徒主催でパーティがあります。
基本的にホイスコーレで過ごしている間にお金を使う時はないですが、ビールなどの飲み物代は自腹なので、パーティのある日に皆スーパーに買い出しに行きます。
水を飲むようにビールやワインを飲むデンマーク人。笑
ちなみに私はお酒があまり飲めませんが、もちろん飲めなくても十分楽しめます!!!!
授業以外で結構イベントが多い + 言語の壁もあり、たまに疲れてしまうこともありますが、遠慮なしに自分で時間を作ることもできるので、休みたいときに休んでいます。
しかし、寒くなると同時にデンマークでは再度コロナ感染者数が増加。。。
デンマーク政府は、入国不可の国を夏前ごろと同じくらいまで増やしました。
開放国の確認→https://coronasmitte.dk/en/entry-into-denmark
(※日本は現在も開放国となっているため、日本人の入国は可能です。)
すぐ近くのホイスコーレで生徒が感染し、そこは1週間ほどクローズに。
そして、本来であれば10月は”スタディトリップ”という1週間泊まりでの小旅行があるはずでしたが、それも予定とは違った学校で行えるプログラムが組まれました。(旅行料金も秋学期には含まれていますが返還は無し)
デンマーク中のホイスコーレは頻繁に話し合い、少しずつ学校のルールを変えていく必要がありました。
これまでは週末に自由にどこかへ行くことが出来たのですが、最近はルールのレベルが一段階上がり、
学校外に出かけた際は必ずCPR検査を受け、
検査結果が出るまで学校が保有する隔離校舎に滞在することが必要となりました。
この規則により、ほとんどの生徒が都市に出ることなく、土日も学校に滞在するようになりました。
実は私自身、11月はスウェーデンのストックホルムでイラストレーターをしている方の元でインターンをしにいく予定でした。
が、デンマークはスウェーデンのほとんどの地域からの入国を禁止したので、そちらも残念ながら中止に。。。
正直、このインターンはここへ来る目的の一つだったのでしばらく落ち込んでいましたが、、最近はその分デンマーク語の学習や友達との時間に集中できるようになったり、少しずつ次の行動を考える日々を送っています^^
以上が、2020年11月時点でのフォルケホイスコーレで生活してみて感じたことや、コロナ下での学校とデンマークの状況についてでした。
最初はワーキングホリデービザに切り替えることを予定していました。
が、冬場のデンマークの状況をみると、
仕事も見つかるか分からないのと、他国を自由に行き来できないため
年末、もしくは少し早めに日本へ帰国することに決めました。
でも、たくさん出来たデンマークの友達との繋がりがあるので、ぜひまたここへ戻ってきたいと思っています^^
そういえば、ここへ来てからインスタグラムなどで学校に関しての質問やデンマークの状況について質問をいただくことが多かったです。
今度一度質問を受け付けてみようと思うので、聞きたいことがあればお気軽に質問ください!
長々と読んでくださりありがとうございました。
それではまた!!!
2020.Nov.13
SUEKIKI(スエキキ)
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